Fedora 10 によるサーバー構築(2):ネットワーク、ディスプレイの設定

Fedora 10 によるサーバー構築・メニュー

Fedora Core 10 (64bit) でサーバーを構築する。


ネットワークの設定

「NetworkManager」ではなく、「init.d/network」を利用して管理する。
  1. NetworkManagerサービスの停止
  2. [システム]メニュー[管理]-[サービス]で「NetworkManager」を選び[無効][停止]をクリックする。
  3. 以下のファイルを編集し、設定を追加する。ネットワークを再起動する。詳細はパス。
  4.   /etc/sysconfig/network 
      /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
      /etc/hosts
      /etc/resolv.conf

  5. networkサービスの開始

  6. [システム]メニュー[管理]-[サービス]で「network」を選び[有効][再開始]をクリックする。


システムのアップデート

  1. [システム]メニュー[管理]-[Update System]を選ぶ。
  2. アップデートパッケージが存在する場合は、その数が表示される。
  3. [Update System]ボタンをクリックする。


ディスプレイの設定

これを実行しておかないと、リブートしたときにX Windowが起動しなくなることがあるので注意。
ディスプレイ設定ツールによる設定
  1. ディスプレイ設定ツールをインストールする。
  2.   # yum install system-config-display

  3. [システム]メニュー[管理]-[ディスプレイ]でディスプレイ設定ツールを起動する。解像度、色の深さを設定できる。

  4. [ハードウェア]タブで、モニタータイプの[設定]ボタンをクリックする。

  5. 「使用可能なモニターをすべて表示」にチェックを入れ、モニターのモデルを選択する。

  6. ビデオカード]タブで、ビデオカードのモデルを選択する。

  7. [システム]メニューから[ユーザー名のログアウト]して、ログインし直す。

  8. 画面設定に成功したら、設定ファイル「/etc/X11/xorg.conf」のバックアップを取っておくと安心。X Windowの表示がおかしくなったときは、バックアップを戻してからログインし直せばいい。

X Windowが起動しない場合の対処方法
万が一、X Windowが起動せず、(画面と気分が)真っ暗になった場合の対処方法について説明する。
  1. [Control]+[Alt]+[F2]でテキストモードにして、rootでログインする。
  2. コマンドプロンプトから、ディスプレイ設定ツールを起動する。
  3.   # system-config-display

  4. ディスプレイ設定ツールによって再設定する。

  5. そもそもsystem-config-displayが起動しない場合は「/etc/X11/xorg.conf」を直接編集するか、Fedoraの再インストールした方が早い。テキストモードでのシャットダウンコマンドは以下の通り。
  6.   # shutdown -h now